【タイを知る】タイ人の海外旅行事情(第14回)

今回の「タイを知る」は、タイの人々の旅行事情を見てみましょう。
タイ国家統計局の「主要経済指標」や日本政府観光局(JNTO)の2011年から2017年のデータを比較してみました。

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2015年の海外旅行者数は約680万人で、2010年から5年間で約1.3倍に伸びています。渡航先の内訳をみると、86%がアジア地域で、特に日本への旅行者数は2.7倍と大きく増えていることがわかります。

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訪日タイ人観光客についてみると、2011年から2017年の6年間で観光客の数はなんと10倍近くも増加しています。
また、2回目以上である「リピーター」の割合も7.8p増加しており、タイの旅行者にとって、日本が何度も訪れたい魅力的な国であることがうかがえます。

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また、海外旅行の支出額は年々増加しています。2015年の1回の旅行当たりの平均支出額は、27,354バーツ (日本円で約9万円)で、2011年からの4年で約1.2倍に増えています。これは、年間の家計収入の伸びと比例 していることから、生活に余裕が生まれ、海外旅行の資金に余裕が出てきたことがうかがえます。 家計収入がさらに伸びると、アジアより遠方に行く人が増えるかもしれませんね。