【ケーススタディ】どうやって調査しているの? ~対象者リクルート編~

こんにちは、濱野です。

いまでは、オンラインリサーチがメジャーな手法になった日本市場ですが、まだまだタイやその他の周辺国ではオフラインでのリサーチが主な手法です。
実際、弊社でも昨年も9割近くの案件は、オフラインで実施してきました。

そこで!

よくお客様から聞かれるが、「どうやって調査しているの?」ということです。

今年2020年は、この質問に答えていくべく、さまざまケーススタディを例に挙げて、どのような方法で、どんな難易度の調査をやっていっているのか、成功事例や失敗事例なども交えてお伝えしていくつもりです。

さて、初回は調査にかかせない、調査対象者をどのように集めてきているかからお伝えします。(これをぼくらは【リクルート】【リクルーティング】と呼びます)

新車購入半年以内、スキンケアにお金を使う、私立学校の先生、バイクや自動車車種、医者、などなどなど・・・たくさんの調査対象が考えられます。

調査対象を集めてくるには、大きく2つの方法が考えられます。

  1. インターセプト
  2. プレリクルート

【インターセプト】は、街中やショッピングセンター、学校、市場などで、通り行く人に直接声をかけて、調査への協力をお願いします。
日本人に比べてタイの人たちは、足を止めて、話を聞いてくれますし、協力してもらえやすいです。(ただし、この手法もだんだんとやりにくくなってきています)

「1年以内に日本に行ったことがある人」くらいなら、この方法でも集まると思います。

さて、もう少し難易度があがって、指定されたブランドの家電を使っている人となると、なかなか街中で声をかけても出会えないと思います。
そのような場合にとる手段が、【プレリクルート】です。

【プレリクルート】は事前リクルートといい、専門のリクルーターと呼ばれる人たちが今までの経験や人脈を駆使して、条件にあった人を集めてくるという方法です。
ぼくらもよく利用する手法ですが、あるブランドの購入経験がある人を200人とか、なかなか骨の折れる案件です。

でも、思いませんか???

「ほんとに、その条件を満たしているの??」

それを最終的に確認するのが、QCチーム(Quality Control)でとなり、ここであがってきたリストに対して1人ずつ直接連絡をとり、いわゆるスクリーニング調査票を質問していき、全て条件を満たせば、晴れて調査に参加してもらえます。

そうなんです。すべては、人と人のつながり。
つまりは、コミュニケーションで成り立っているのです。

気になることがありますね?
【リクルーター】って何者?すごくない?

また今度、この【リクルーター】については書きますね。