【ミンのコラム】タイ人はなぜ日本へ行く?

みなさんサワディーピーマイカ!ミンです。今年もどうぞよろしくお願い致します。

年末年始はいかがお過ごしでしたか?旅行に行った方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。日本に行ったタイ人も多かったことと思います。
今回はそんな日本に行くタイ人について、今を読み解いていきたいと思います。

現在、どのデパートでも日本料理屋さんがたくさん並んであるのをよく見かけますね。日本はタイ人の一つの憧れる国です。「マナーが良い」「テクノロジーが高い」「食べ物が美味しい」「奥が深い文化」などのいいイメージを持っています。

タイでは、日本の雰囲気を味わいたい人たちのために、日本のスタイルのカフェや、ショッピングモールなどが多いです。例えば、シーラーチャーに「J-Park」という日本のテーマのショッピングモールがあります。
チェンマイにある「Nekoemon Café Chiang Mai」というカフェや、同じくチェンマイのできたばかり日本のテーマパーク「Hinoki Land」もあります。全部は日本のイメージで建てられた場所です。

2013年からタイ人に15日未満の滞在の際にビザ解禁となりました。2018年1月と2月だけ、タイ人の観光客が各月164,000人くらいで、2017年の同じ時期よりは10%程度増えました。今年2019年にもきっと増えていくでしょう。
最近ではLCCのフライトも増加し、安く日本に行けるようになりました。ツアーではなく個人旅行で行き、ガイドブックではなくスマホだけで、便利なアプリを使って簡単に海外に行けます。
タイの掲示板サイト「PANTIP」でも、よく2万―3万バーツで日本に旅行した自分の旅行企画と行動を書いたスレッドをよく見えます。「日本、安い、旅行」を検索してみると、10,000バーツ(なんと旅行全体の費用!)で日本に3泊4日で行ったスレッドがあります。スレ主はLCCのJet Asiaのチケット0バーツのプロモーションの時に予約したらしいです。もちろんこのチケットは即完売したようです。

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日本旅行では大体の観光客が定番の観光地に行ったり、美味しいものを食べたり、ショッピングにいくでしょう。しかし最近のタイ人は旅行のスタイルがより多様化してきています。何のためにタイ人は日本へいくのか?今回は少し「コア」なファンのことに触れたいと思います。ネットの記事や私の知り合いの意見を参考しましたが、楽しんで読んで頂けると幸いです。

最近、タイのFacebookや、ウェブサイト、PANTIPのようなサイトでは日本について色々な情報が載っています。例えば、「日本の縁結び神社」「○○ PASSを紹介」「伊勢神宮は日本人の一番人気神社」などのより詳しい情報です。
私の友達も同様の記事を読み、私を四ツ谷駅にある「四谷於岩稲荷田宮神社」に連れていきました。その神社は「縁切り」が有名らしいです。何があったかは聞かないで下さいね。(笑)
他にはサイトの記事を読んで、「みさきまぐろきっぷ」で神奈川の三崎まで行きました。日本国内で小旅行に行けて、安く美味しいマグロが食べられるお得なきっぷでした。日本のマグロは本当に美味しいですね。

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よりコアなファンは、映画、ドラマのロケ地に行く方も最近よくネット見かけます。
2015年「STAY..Saga I’ll miss you」というオンラインドラマが放送されました。そして、佐賀県にドラマのロケに行った人もいます。
2016年に大ヒットした「君の名は。」の影響で、舞台となった長野県に行くタイ人も増えました。大体映画と同じシーンで同じ角度の写真を撮ったり、制がに現れる食べ物を食べたりします。
私は1年間日本に留学している時、刀剣乱舞という日本刀を人間にするゲームがハマっていて、京都に旅行した時、ゲームの舞台に行きたいと思いましたが、なかなか時間が作れないので、伏見稲荷大社だけ行きました(タイ人に大変人気の観光地です)。そこは能の「小鍛冶」に歌われる伝説の剣に関係があります。もちろん、ゲームの刀剣キャラクターも関わります。

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(伏見稲荷大社と刀剣乱舞ゲームのキャラクター)

また、ライブやイベントなど見に行く人もいます。
こんなタイ人がいます。「好きな歌手・アイドルのライブが日本だけで開催されます。そして、抽選でチケットが手に入れられました。迷いましたが、『日本に行くのはそんなに高くないでは?』と思い日本に行っちゃいます。」恥ずかしいですが、私のことです。
最初は大袈裟かと思いましたが、検索すると、思ったより同じこととした人が多いです。

現在、日本に関する情報量の増加、安い航空便、Airbnb等を利用して安く宿泊する人が増えてきました。安くていつでも手軽に日本へ行けますね。そう考えると仕事を長く休まなくても旅行できますね。