Consumer Trend in Asia -Kadence Global Study-

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こんにちは、濱野です。
今回は定期的に実施しているKadence Global Studyより、
Covidの影響下における、アジア消費者意識をご紹介します。

わたしは日ごろから現場での調査で一般消費者の声をよく聞くわけですが、
それも参考にしながらわたしなりの解釈をしてみました。

フルレポートはこちらからダウンロードもできます。

調査の結果から、大きく5つのトレンドが見受けられることがわかりました。

  • Vocal for local – Consumers are looking to support brands closer to home
  • Looking for action – Consumers want to see brands having a positive impact on the community
  • Racing towards a digital future – online shopping is booming, ushering in new innovation
  • Seeking value – Consumers are prioritizing value and saving more
  • Health is wealth – We’re seeing a marked change in diets as consumers focus on health

【Vocal for local】

地産地消といべきでしょうか、自国のブランドや地域のお店の援助を目的にブランドを選択するという流れです。
日本ブランドの信頼性や品質の高さは認められているものの、タイ国内で、この農家さんが作ったものを選びたいというような意識はあると思います。

【Looking for action】

消費者が自国ブランドを応援したいという意識に対して、ブランド側も社会に貢献することが求められています。ブ
ランディングの一環で様々なメッセージを送ることも重要だと思いますが、とある大手飲料ブランドは低所得者が多く集まる地域で大規模な商品提供をすぐさま始めていたことには非常に驚きました。

【Racing towards a digital future】

もうこれは、言うまでもないです。
スマホの普及は日本より高いこの国ですから、情報収集から購買までオンラインの利用は急激に伸びています。
オンラインショッピングとひとことでいっても、デリバリーサービスも、配車サービスも、国内旅行サービスも含まれます。最近はセブンイレブンのユニフォームを着た店舗スタッフを街中でよく見かけます。専用アプリで最寄りのセブンからすぐに商品を届けてくれるサービスです。

【Seeking value】

これも以前からそうだったと思いますが、より対価を求められるようになっているのだと思います。多くの消費者は国内の政治的不安定、Covidの蔓延、賃金低下などから、消費に対して慎重になっています。
いっぽう、自宅にいる時間が増え、スマホの画面を見ている時間は増えていますので、情報収集や選択に時間をかけることができているともいえます。

【Health is wealth】

これはここ数年のトレンドではありますが、Covid以降は生活習慣病に対して意識が高まっていたり、免疫を高めるために食べ物や飲み物を選択しているひとも多くなってきました。
ただし、まだまだ健康への意識よりも、先におなか一杯になりたいひとはそれよりも多くいるという実態は忘れていけないと思います。

より詳しい情報は以下よりレポートのダウンロードが可能です。

長くなりましたがお付き合いありがとうございました。