タイのRTD Coffee市場
バンコクのカフェでは一杯60-120バーツという価格帯(200-400円程度ですので日本と変わらないですね)のコーヒーですが、コンビニや商店で買う缶コーヒーは1つ 15バーツ前後(50円程度)ですので大きな差があります。
RTDとは、Ready To Drinkですので、缶コーヒーやチルドコーヒー類をさします。
今回は、弊社で所有するT-Cube(4000人のブランドデータ)より、このカテゴリーについて集計しチャート化したので、その一部をご紹介します。
まず、RTD Coffeeユーザーの数ですが、T-Cube人口(12-59歳)をタイの人口構成に当てはめてみると、約1,000万人程度が過去3カ月の間にいちどは購入していることになります。ざっと20%程度です。
次に、飲まれているブランドランキングですが、圧倒的にBirdyが約6割のシェアを持つNo1ブランドです。
さて、実はあまり知られていないかもしれないのですが、Birdyブランドは実は日系企業の商品なのです。日系でありながら、ここまでのマーケットシェアを持つブランドは数少ないと思います。
2位は、グローバルブランドのNescafeとなり、約35%のユーザーを誇ります。
この業界はこの2つのブランドでほとんどのマーケットが構成されているとことになります。
これらRTD Coffeeですが、いったいどのような人に好まれ購入されているのでしょか。
圧倒的に男性向けの商品であることがわかると思います。
また、地域別では東北部で全体の37%が消費されている結果となります。
年代別では30代と40代で6割近く占め、SEC(世帯所得カテゴリー)ではCとDで6割を占めています。
地方部、30代・40代の肉体系労働をし、世帯収入が15,000-30,000程度で暮らしている人々がイメージできると思います。
実は、この層はタイでは人口ボリュームが一番大きいため、この市場を抑えるということは非常に重要なことだと思います。
レポート内では、他ブランドも追加した、各ユーザーの属性情報、タッチポイント、飲用実態、好みのレジャーや趣味、ライフスタイルについての情報が含まれております。
これらのフルレポートは有料になりますがご興味がありましたらご遠慮なくお申し付けください。
もちろん、他に85のカテゴリーについての情報もありますので、皆様の事業に当てはまるものがあるかなど、そちらもご遠慮なくご相談ください。
ありがとうございました。