【メディア掲載】成長を続けるタイのリサーチ業界

2019年6月6日の「プラチャーチャート・トゥラキット」にて当社ケーデンス・インターナショナル(タイランド)のインタビュー記事が掲載されました。
※プラチャーチャート・トゥラキットはタイ国のタイ語経済新聞

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以下は本文要約。
生活の中でテクノロジーが急速に発展し、それは購買行動に重要な影響を及ぼすようになってきている。昨今、新製品がある国の市場において受けいられるかどうかは消費者への理解が不可欠である。
それに伴い、消費者理解のためのマーケティングリサーチへのニーズと期待は高まっている。また、マーケティングリサーチは消費者を理解するためのツールというだけではなく、同時にリスクを最低限に抑えるという役割もある。

Kadence International (Thailand)代表の濱野氏は、Aseanにおけるリサーチビジネスについてこう話す。
「タイをはじめとする、ミャンマー・ラオス・ベトナム・インドネシアのマーケットリサーチビジネス成長スピードは世界でもTOP10に入り、次々に新しいプロダクトやサービスが参入してきている。」

「タイに注目すると、多くの産業で市場の広がりを見せ、通信システムや人事マネジメントの業界からのニーズも高まる。多くの国々の投資家からも注目される市場、特に中国からの参入にはまた新たなプロジェクトの機会となる。」

「アジア全体の市場は成長をしており、特にミャンマーや、ラオス、カザフスタンなどは10%以上の成長率を示している。」

Kadence International (Thailand)は、約4年前にCross Marketing (Thailand)としてバンコク拠点のマーケットリサーチエージェンシーとして事業を開始した。親会社であるCross Marketing Groupは、アセアン領域に強みを持つ、イギリス発祥のKadence International を買収し、各国の拠点の連携も強めた。

リサーチダイレクターのKajornkiat氏は、「Kadence International はグローバルブティック・マーケティングエージェンシーを自らを位置付け、よりフレキシブルにクライアントニーズに対応できることで、大手リサーチエージェンシーとの差別化をはかる」と話す。

また、リサーチの結果のみを報告するリサーチエージェンシーではなく、より親密にクライアントに寄り添い、リサーチ結果を活用したワークショップなどを通じクライアントの次のアクションを後押しすると話す。

「現在、我々のクライアントの多くは、日系企業ですが、中国をはじめとする海外企業からのプロジェクト機会が増えてきている。 T-Cubeという80以上のカテゴリーにわたる所有や利用についての調査結果を活用し、今後もクライアントの幅を広げていくのが今年の取り組みです。」

Kajornkiat氏は、最後に、これだけテクノロジーが発達する世の中ですが、アセアンにおけるリサーチには経験豊富な人材が非常に重要になり、それがリサーチデータの品質であったり、正確な納期を現実的なものにすると話す。