【タイを知る】バンコク在住の20代男女の消費意欲(第二回)
今年タイでは国王様崩御以来、初めてのソンクラン休暇となりました。
そこで弊社では【バンコク在住の20代男女の200人】を対象に、
・最も消費意欲が高まるこの時期において、国民感情がどの程度消費に影響を与えるのか?
・どのようなモノの消費意欲が高まっているのか?
・増え続けるEC化率。国民はどのような態度なのか?
という観点で、ソンクラン休暇に入る【4月13日】前に調査を実施いたしました。
【調査概要】
調査手法 :オンライン調査
調査エリア:バンコク
対象者 :男女20代
サンプル数:200人
実施日 :2017/4/7~2017/4/12
聴取した項目は以下の通りです。
1.性別
2.職業
3.個人・世帯月収
4.ソンクラン休暇の理想の過ごし方
5.ソンクラン休暇の外出予定
6.ソンクラン休暇を誰と過ごすか
7.ソンクラン休暇のために購入予定・購入したもの(昨年との比較)
8.ソンクラン休暇の予算(昨年との比較)
9.ソンクラン休暇のEC利用
10.ソンクラン休暇の情報収集方法
結果につきましては、以下にダイジェストでお伝えします。
★やっぱりタイではフェイスブックが強い!
⇒ソンクラン休暇の情報収集方法、ソンクラン中に使用したアプリについての調査において、
Facebookが圧倒的な数値を見せました。Facebookは二位のラインと比較しても倍以上の利用頻度。
プロダクトの性質にもよりますが、タイの集客においてFacebookは外せないと言えそうです。
★ソンクラン休暇のEC利用は136人(63%)が昨年より増えたと回答!
⇒タイでもEC化率(商品購入全体におけるECの購入比率)は年々上昇しているが、
ソンクラン休暇における利用も増加。この勢いはしばらく続くと見られる。
★ソンクラン休暇にかける予算は、高価格帯が上昇!
⇒THB7,500以下は昨対比40%~70%と下回ったが、それ以上の価格帯の予算を使う人数は、
昨対比3倍程アップ!
★昨年と比較して、ソンクラン休暇のために購入した商品カテゴリは軒並み上昇!
⇒自動車、旅行関連、化粧品など様々な商品カテゴリのポイントを比較。
特に自動車は昨対比144%、家電は昨対比138%と耐久消費財が牽引。
【まとめ】
今回の調査から、国王様の崩御から半年以上が経ち、まだまだ自粛の意識はあるものの
消費意識にはそれ程影響がないということがわかりました。
しかし、今年の10月下旬、前国王様のご葬儀が執り行われることが決定し、
その前後においては再び自粛ムードが来ることが想定されます。
弊社としては、その時期に再度国民感情と消費意識の調査を行う予定です。