【タイを知る】タンブンを行いました(第三回)
サワディカップ。
ご存知の通り、タイの人口の90%以上は日本と同じ仏教徒なのですね。
同じ仏教徒でも、仏教に対する考え方や信仰のしかたは異なるようです。
これだけ経済が発展しているタイにおいて、現在でもいわゆる“出家”という行為は残っており、成人になった男性が出家することは社会的に望ましいと言われている。
ただし、我々が消費者への調査をしていく中で、
「最近の若者はお寺に行くことをしなくなった。」
「出家する人の数が減ってきて」
というような声も実際に耳にすることがある。
これらは経済の発展やライフスタイルの変化から、宗教感にも変化が生じ始めているとも言えると思う。
出家するといことの前提には、“タンブン”という思想がある。
タンブンとは、「徳を積む」「人の為に役立つ」という意味があり、タンブンをすることで将来それが自分に返ってくるという考え方である。
そのため、年に1度タンブンをおこなう企業も多く存在する。
弊社もそのうちのひとつで、今年も僧侶を呼んでタンブンを行いました。
僧侶のお経にはじまり、食事を振る舞い、お祈りをさせていただきました。
食事を提供する際は、女性ではなく男性から渡すさないといけないということでした。
ひととりの行事が終われば、あとは仕出しタイ料理を皆ででいただきます!
今年も残り半年あまりとなりましたが、皆様へ徳を積み、お役に立つことで、商売繁盛を願いします。